「日本にいながら、世界の現場とつながる仕事がしたい」——そう考える技術者は少なくありません。
ローゼンバーガーでは、世界中のOEM・Tier1と直接向き合いながら、日本市場の要求をグローバル設計へつなぐ仕事が日常的に発生しています。今回は、車載コネクタの標準品を起点に、カスタム設計から評価・検証まで一気通貫で担い、日本とドイツ、そしてお客様をつなぐ技術者に話を聞きました。
転職の背景、現在の具体的な業務、そして1日の仕事の流れまで、“グローバルの最前線で働くリアル”をお届けします。

前職では、車載アンテナメーカーにて機構設計を担当していました。
アンテナで受信した信号は、ECUやオーディオユニットへ確実に伝送される必要があり、その過程で多くのコネクタメーカーと関わる機会がありました。業務を通じて、多種多様なコネクタに触れる中で、信号伝送を支えるコネクタ技術そのものに強い関心を持つようになりました。
当時の業務や環境には多くの学びがあり、技術者としての基礎をしっかりと築くことができたと感じています。一方で、今後のキャリアを考えたときに、
「この先の選択肢や世界を、実際に自分の目で見てみたい」
という思いが次第に強くなっていきました。

よく「隣の芝は青く見える」と言われますが、想像だけで終わらせるのではなく、実際にその世界に身を置き、自分自身で確かめたいという気持ちが、転職を考える大きなきっかけでした。
ローゼンバーガーは、自社で開発したコネクタ技術を業界標準へと押し上げてきた、世界的にも高い評価を受けているメーカーです。
日本国内ではまだこれからの部分もありますが、世界中のOEM・Tier1と直接つながり、各地域の技術トレンドや市場動向をリアルに捉えられる点に、大きな魅力を感じました。
これまで培ってきた機構設計の経験を活かしながら、よりグローバルな視点で技術と市場に向き合い、自身の専門性と視野を広げていける環境であると考え、入社を決意しました。

現在は、車載向けコネクタ製品を中心に、標準コネクタをベースとしながら、顧客要求に応じた仕様検討・カスタム設計を担当しています。
ローゼンバーガーにはグローバルで共通化された標準コネクタのラインナップがありますが、車両や用途によっては、そのままでは要求仕様を満足しないケースも少なくありません。

そのような場合には、要求条件を整理したうえで、課題となる部位について初期構想・初期設計を行い、最適な構造案を検討します。
設計検討の結果は、日本側の技術提案としてまとめ、ドイツの設計チームへフィードバックし、グローバル設計とのすり合わせを行います。日本市場特有の要求やOEMごとの考え方を反映しながら、標準とカスタムの最適なバランスを取ることが重要な役割です。
設計後は、評価・検証業務も自ら担当します。必要に応じて評価用治具の設計・製作も行い、評価条件や再現性を考慮しながら試験を実施します。設計から評価まで一貫して関わることで、実機で得られた知見を次の設計提案へ確実に反映できる点が、この業務の特徴です。

また、国内外のお客様からの技術的な問い合わせ対応や、仕様に関する説明、プレゼンテーション資料の作成も日常業務の一部です。
単なる製品説明に留まらず、設計背景や技術的な制約、成立条件を踏まえた上での仕様提案を行い、お客様のご要求に最も適した解決策を提示することを心がけています。
設計・評価・提案を通じて、日本とドイツ、そしてお客様をつなぐ技術的な橋渡し役として、製品を「作る」だけでなく、「最適な形で市場に届ける」役割を担っています。

<オフィス勤務日のスケジュール>
7:00 起床
8:30 息子の幼稚園送迎
10:30 出社
10:30〜12:30 報告資料・技術資料の作成
12:30〜13:00 昼食
13:00〜14:00 社内・オンラインミーティング
14:00〜15:00 顧客からの技術問い合わせ対応(メール)
15:00〜17:00 顧客提出用図面・資料作成
17:00〜19:00 社内ミーティング、技術検討
19:30 帰宅
設計業務だけでなく、資料作成、問い合わせ対応、ミーティングなどがバランスよく組み合わさっており、集中する時間とコミュニケーションの時間を切り替えながら業務を進めています。
<外出・顧客訪問日のスケジュール>
午前中:テレワーク
メール対応、資料作成、設計検討などの個人作業
午後:顧客訪問
技術説明、仕様すり合わせ、課題ヒアリング 外出時も、午前中は自宅で業務を進め、午後から顧客先へ向かうなど、効率を重視した働き方が可能です。

