データレートとは?

データレートとは、通信線路で1秒間に送信または受信できるデータ量を示す指標で、単位は bps(bits per second) です。

定義としてはデータレート = 送信ビット数 ÷ 時間となります。(通常、ビットレートとも呼ばれます。)

関連する内容としてシンボルレート(ボーレート):1秒間に送信するシンボル数(baud)がありますが、変調方式によって、1シンボルあたりのビット数が異なります。

■1シンボルあたりのビット数

NRZ:1シンボル = 1ビット → データレート = シンボルレート
PAM4:1シンボル = 2ビット → データレート = 2 × シンボルレート

具体例:
NRZで25 Gbaud → 25 Gbps
PAM4で25 Gbaud → 50 Gbps

データレートが高いほど通信速度は速くなりますが、帯域幅・ノイズ・誤り率の制約があるため、単純に上げるのは難しく、高速通信ではFEC(Forward Error Correction)や等化技術が必須となります。

*FEC(Forward Error Correction)とは、通信で発生する誤りを再送なしで修正する技術

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監修者

1990年~車載アンテナメーカーである株式会社ヨコオに入社。衛星通信機器の電気設計及びセラミックアンテナ及びフィルターの設計に従事し、その後車載通信機器事業部の電気設計管理職となり主に車載アンテナの開発を遂行。2018年~高周波コネクタ製品のトップシェアメーカーであるローゼンバーガーの日本法人であるローゼンバーガー・オートモーティブ・ジャパン合同会社に転職し、車載通信機器の開発で培った知識を生かし、マネージャーとして各OEM及びTier1へ製品の市場導入サポートを行っています。