イーサネットケーブル(LANケーブル)に使われる「RJ45コネクタ」とは?

RJ45コネクタとは、イーサネットケーブル(LANケーブル)に使われる標準的なコネクタの名称となります。

主にオフィスや家庭内のネットワーク機器(PC、ルーター、スイッチなど)を接続するために利用されます。

RJ45コネクタの特徴

形状  :8ピンの端子を持つ矩形のプラスチック製コネクタ。
規格  :RJは「Registered Jack」の略で、RJ45はその中の一つの規格。
用途  :LANケーブル(カテゴリ5e、6、6Aなど)でデータ通信を行う際に使用。
通信方式:イーサネット(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tなど)で広く採用。
構造  :8本の導線を持つツイストペアケーブルを差し込む形状
     (ケーブルの色分けは「T568A」または「T568B」という配線規格に従う。)

車載用イーサネットコネクタについて

一方、車載用としてのイーサネットコネクタは、動的な環境(振動、衝撃、ノイズのある環境)で使用される事から、より高い堅牢性が求められます。

ローゼンバーガーでは高い堅牢性を保持し、且つOABR規格に準拠したH-MTDコネクタを推奨しております。

なお将来に向け、IEEE 802.3cyで進められている50Gbps通信用プロトタイプコネクタとして、
本H-MTDコネクタを検討頂いております。

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監修者

1990年~車載アンテナメーカーである株式会社ヨコオに入社。衛星通信機器の電気設計及びセラミックアンテナ及びフィルターの設計に従事し、その後車載通信機器事業部の電気設計管理職となり主に車載アンテナの開発を遂行。2018年~高周波コネクタ製品のトップシェアメーカーであるローゼンバーガーの日本法人であるローゼンバーガー・オートモーティブ・ジャパン合同会社に転職し、車載通信機器の開発で培った知識を生かし、マネージャーとして各OEM及びTier1へ製品の市場導入サポートを行っています。